2017年1月20日金曜日

[PPTP]ハード構成

さてPPTP(Puredata with Pi The Pedal)ですが、ハード構成について解説します。
ギターなどのエフェクター用途で使用するレベルを目指しますので、
ピュアオーディオ的な用途のレベルをお求めの方にはごめんなさい、参考になりません。
1) Raspberry Pi 3


他、GPIO40ピンで最近手に入るものなら何でもいいと思います。
BluetoothやWIFIも使える機種ならRaspberry PiのUSBポートが
ケース内に隠れても操作できて尚可良し。
OSはRaspbian Jessie with Pixelを使いますが、
昔から所持しているRaspberry Pi 1ではGUI起動で常にCPU100%となり、
使用に耐えないので却下です。
(注意)BluetoothとWIFIの通信中、LANポート周辺は常に電子ノイズが出るため、
ノイズ対策が要ります。


2)microSDカード
これはRaspbianインストールに必須なので。
8GB以上あれば充分です。


3) Raspberry Pi駆動用のACアダプター
Raspberry Piの機種に合わせてアンペアに余裕の有るものを選んで下さい。
また、アダプターとRaspberry Pi間を繋ぐmicroUSBケーブルも適宜用意してください。
アダプター選びに少々コツがあるようですが、
アダプターからRaspberry PiまでのUSBケーブルの電圧降下を防ぐため、
短い大電流対応のものが理想です。

[アダプター直挿し運用される方に向けて]
余談ですが、2.5A必要なRaspberry Pi 3に
BuffaloのセルフパワーUSBハブ(そもそも2.5A無いが一応動く)を
突っ込んだところ電源ノイズが酷かったのですが、
秋月の2.5Aアダプターに替えたところマシになりました。
あと、ankerの4ポート充電器もパッと聴いた限り電源ノイズが少ないです。
そもそもRaspberry PiのUSB電源供給自体がノイズ発生の原因という話がありますが、、
今回はサクッと動かすためにパス。
GPIO26ピン占有している関係もあるので。


4) 5インチ タッチパネル


安価で入手しやすいElecrowのものを使います。
ほぼRaspberry Pi 3と同じサイズでGPIOピンで固定します。
Raspberry PiのGPIOを26ピンも使ってしまうので、
26ピン仕様のRaspberry Piで使用する場合は
後々GPIOが使いたくても使えませんのでご注意下さい。
ちなみにタッチパネル側はこの26ピンとドライバ導入で
*電源供給
*画面表示
*タッチ操作
が最終的に可能になるので、
タッチパネルに付いているHDMI入力と電源供給用のmicroUSBは繋ぐ必要はありません。
(注意)タッチパネル操作中に電子ノイズが乗ります。ケースに接触しているのでやむなし。
それ以外はそれ程ノイズは乗りません。


5)USBオーディオインターフェース


Raspberry Piはアナログ入力の手段が限られていることと、
前述のLANポート周りの電子ノイズがなかなか手強いので、
USBオーディオインターフェースを用意してください。
私はケースにオーディオインターフェースとRaspberry Piを収容したかったので
安価でギター直挿しできる仕様のbehringer ucg102のガワを取り外し、
ギタージャックはケースに取り付けられるよう交換と配線をしました。
(但し、LANポートがケースと接触、ギタージャックのsleeveが
ケースに接触すれば電子ノイズが乗るので一工夫必要)
このucg102、Raspbianならドライバも要らずにGUIのオーディオ設定で動作します。

(注意!)behringerのucg102を選ぶ方は、よく似た類似品が出回っているので注意してください。
酷い電子ノイズ発生装置で改善不可能です。



以上が最小構成で動かす条件です。
持ち運びや実際の運用に難がありますが、
ケースに収めたりしないのならば電子ノイズの問題で悩まされることもなく、
一番楽ではあります。

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